(_082)_” famous ”_ 有名な、名高い
こんにちは!アサです。
今回も かつて私が働いていた
某・ブラックアニメ会社での
エピソードから お届けします。
某有名作品を手がけた監督に
関わらせて頂いた時の事ですが
立場が違うので
会話がほとんど発生しないんですね。
![](https://f99story.com/wp-content/uploads/2020/11/image-386.png)
わりと1、二年くらい
同じ作品の中で関わらせてもらいまして
コンテチェックお願いします ですとか
お疲れ様です
くらいしか 言葉を交わさず…
監督の 活動拠点である
某練馬区へ
(※ アニメ関係者さんが 1000人はいます w)
社用車で迎えに行った時の事ですが
![](https://f99story.com/wp-content/uploads/2020/11/image-387.png)
私が運転し、
助手席に座っているが
話題が見出せず
サイレントな時間が流れ…
コンテの進み具合など 聞くこともできず
気まずくなり…
![](https://f99story.com/wp-content/uploads/2020/11/image-388.png)
ある時、不意におもいつき
『監督のご出身は…この辺りなんですか?』
清水寺の舞台から 飛び降りる想いの
切り込みをかけてみました。
すると…
『あぁ そうだよ。』
から ポツリポツリと
会話の糸口が ほつれ始めました…
監督は幹線道路を眺め、
『ここらへんはずーっと畑だったんだよねぇ』
と つぶやかれました。
![](https://f99story.com/wp-content/uploads/2020/11/image-389.png)
そのときの 口調は 何年も経った今でも
忘れないですね。
”地元愛” といいますか
生まれ育った土地への憧憬の念が
込められていて
監督と言っても
一般庶民の感覚はあるのだな
と おもいました。
![](https://f99story.com/wp-content/uploads/2020/11/image-390.png)
継続できる方は 自然体ですね。
監督も
生まれつき監督だった訳ではなく
素晴らしいフィルムを生み出されますが、
お会いすると 物静かで
接する人を 遮らない…
それが ”対峙者の 力を引き出す 姿勢”なのだと
いうことを 悟った気がします。
監督という立場の人の
ある種の 到達点 ですね。
![](https://f99story.com/wp-content/uploads/2020/11/image-391-1024x860.png)
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